今年は降り始めが遅かった分、それを取り戻すかのようにジャンジャン雪が降ってます。
今までの積雪量が平年をはるかに上回り、そこここに雪の山が出来てます。
普段は広い歩道もこのとおり、人が一人通れるくらいに狭くなってます。
そこでいつも感じていたことですが・・・
こっちの人はすれ違う時、肩をずらしてお互いがぶつからないようにするとか、ちょっと広いところで立ち止まってあげるとか、そういったことがほとんどない。
とにかく、ぶつかる寸前までズンズンと進みぶつかりそうになって初めて先に気付いた方が避ける・・・
傘を差していたときでも
傘が触れ合おうが何しようが一切姿勢を変えない・・・
うちではこうした行動を秘かに「江戸しぐさ」ならぬ「エゾしぐさ」と呼んでおります(笑)
まあ、たとえ肩が触れ合ってもお互い「なんも、なんも」といって東京のようにつかみ合いの喧嘩になるようなこともない、
おおらかというか
細かい事を気にしないという素敵な気質。
そういったところは好きなんですが、この気質、裏を返せば
無頓着。他人への気配りが少々足りないんじゃないかと・・・
最近ちょっとコワイ思いをしたのが、地下鉄への階段で降りながら傘を畳む人の傘先が、下から上がってきた私の目の前につき出されたこと。
階段が螺旋状になった踊り場付近ですが、カドを曲がったときに不意につき出された切先にビックリ。相手はその様子を見ても別段表情も変える事なく傘を丸めつつ下へ降りていきました。
後になって思い返してムカムカと・・・・(怒)
人が交差するところで、しかも見通しの悪いところ。さらに先端の尖った方を壁側でもなく通路側に向け降りてくる。それだけでも危ないと想像しそうなものだけど、その上傘を畳むという回りから意識を外す行為をしながらの歩行。
それがあってからというもの道行く人の行動を注目するようになりましたが、まあ、見ていると段々とわかってきた事があります。
とにかく、周囲を見ない、気にしないって人が多いようです。
水たまりを歩くときに水しぶきをあげても平気。回りに人がいようがいまいが自分の歩行ペースは崩さない。普通はしぶきが上がらないようにそっとあるくでしょうに・・・
もう少し、気配りってものがあってもいいんでないかい?なんて思ってしまう今日この頃なわけです。
北海道の観光産業のことを
「素材は一流、料理は二流、サービス三流」なんて揶揄されたりしてるようですが、その根底にはこうした気質があるんじゃないでしょうかね。
細かい事を気にしない気質、こうした揶揄自体を「なんも、なんも」なんて気にしてなかったりして(泣)